辰子's dialy 〜妊娠・出産・育児〜

30代後半で初妊娠・初産。末っ子夫とひとりっ子妻の共働き夫婦。マタニティライフをつづります。

飲み会でセクハラを目撃したらどうするか

私は職場で衛生管理者をやっていて、職場環境の向上のためにセクハラ・パワハラ窓口にもなっています。

最近寄せられた相談で難しいなーと思ったのは、セクハラ目撃者からの訴えです。飲み会の席でセクハラを目撃したので、後日セクハラをした当人とその上司に注意をしたら、開き直られたり逆ギレされたとのこと。

セクハラされた本人からの訴えがない場合、第三者からは「その場で」「直接」言わないと、なかなか難しいです。

まず言った言わないにもなるし、酔ってて覚えてないとか、本人からセクハラとも言われてないのに余計なことだとか、対話が水掛け論になります。

いずれにしても、セクハラ被害者(と思われる人)に嫌だったかどうかを聞くのはご法度で、同調圧力や後々のトラブル、大事になるのを恐れて「セクハラと思ってません」と答えられたら、加害者に免罪符を与えて増長するかもしれないし、周りの人も「あれはいいんだ」と同じことをしても構わないとなりかねません。


ちょっと苦しまぎれかもしれませんが、目撃者がセクハラ被害者だと訴えるのはどうかなと提案しました。
性的なやり取りを見せつけられることで不快な思いをしたという被害です。
それであれば、直接的にセクハラ言動を受けた当人が気にしてないと言っても、現場を見て不快に思った事実は消えないですし、加害者だけを特定することで事足ります。

今回は諸事情でその方法は見送りましたが、セクハラ防止・抑制には効果的かもしれないと目撃者にも賛同いただけました。


衛生委員会には、ハラスメント関係やメンタルヘルス、時間外労働や受動喫煙防止など、人間関係の微妙なトラブルが関わるようなことの対応が求められるので難しいことが多いです。
感情的になりがちな事案が多く、ある意味ビビットな人間模様が見える現場だなと思います。